国宝建造物編92
| 山号・寺号 | 慶徳山長保寺 |
| 所在 | 和歌山県海草郡下津町上 |
| 起点駅・目安時間 | 新大阪駅・2時間30分 |
| 経路 | 紀勢本線下津駅下車・タクシー10分 歩くと2Kb30分 |
| 国宝建造物 | 3 本堂・多宝塔・大門 |
| 国宝彫刻等 | なし |
| その他の国宝 | なし |
| お薦め度 | ★★★ |

長保寺のために下津町により整備されたと思われるデザイン道路を進むと,程なく大きな看板が出てくる。
寺域はなだらかに登っているようだが,どこまで続いているのか,その先はよくわからない。目の前には緑鮮やかな桜に守られるようにして,風格のある大きな山門が佇立している。近くに行って,標識で確認してみる。やはり国宝大門だ。
春には,この桜が年老いた大門を薄く染め上げるのだろうか。そして,花を楽しむ近在の人々を迎える。
この仁王門からは脇を緑で飾られた長い参道が続いているのが分かる。
ここ長保寺は白倉山の麓,小畑川に沿って建つ紀州きっての桜と紅葉の名所である。
書写山円教寺(兵庫県)の開祖として知られる性空上人の草創になると伝えられるが,宗派は天台宗から真言宗そしてまた天台宗へと目まぐるしく変遷する。
しかし,その後は,紀州徳川家の墓所として安定し大いに栄え今日に至るが,往時の隆盛は,残された国宝本堂等から十分にうかがえる。

和歌山県には,無論,高野山が鎮座するが,大きすぎて古刹と呼ぶのは似つかわしくない。となると,やはり,根来寺をもおさえてここ慶徳山長保寺が紀州きっての古刹,名刹と言うことになろう。
観光客も多く,近在では著名な寺であるが,今なお,彼らに媚びることなく,威厳を保持していて,古色蒼然とした風格のある寺である。
広い境内の中央には,なだらかな石段が一本通っていて,あたりを見回しながら,ゆっくり散策することになる。
途中には,休憩処もあり「梅うどん」も食べられる。
下津駅から東(大阪方面)へ国道を10分ほど歩くと「長保寺入口」交差点がある。そこを右に折れると、歩きやすい道が続く。それを25分ほど歩く。
事情が許せば、和歌山でレンタカーを借りて、長保寺、善福院、根来寺と効率よく回りたい。
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