国宝仏編№1
| 山号・寺号 | 関山中尊寺 |
| 所在地 | 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関 |
| 最寄駅・目安時間 | 東北新幹線一ノ関駅・30分 |
| 経路 | 一ノ関駅からバス・中尊寺前下車・徒歩10分 |
| 国宝建造物 | 12件(国宝建造物編№1) |
| 国宝仏 | 阿弥陀如来座像等 1件32軀 |
| その他の国宝 | 5 |
| 秘仏・公開 | 一般公開・金色堂開館時 |
| 仏像名 | 安置場所 | 備考 |
| 阿弥陀如来像 | 金色堂内 | 2軀(中檀,左檀各1)及び1軀(坐像,右檀安置) |
| 観音菩薩立像 | 3軀(中檀,左檀,右檀各1) | |
| 勢至菩薩立像 | 3軀(中檀,左檀,右檀各1) | |
| 地蔵菩薩立像 | 18軀(中檀,左檀,右檀各3) | |
| 二天王立像 | 5軀(中檀,左檀,右檀各2だが内1軀は未指定) |
一ノ関駅前から乗ったバスを「中尊寺」で降り千年の杉木立の登り坂を10分ほど進むと讃衡館にでます。この中にも重文の薬師如来座像などの諸仏が鎮座していますが、国宝仏は、その先の坂道を左に折れた金色堂の中におわします。
この世ならぬ光り輝く小浄土、金色堂内には、本尊阿弥陀如来をはじめ32軀の諸仏が立ちつくし、それらが全て国宝に指定されています。
みちのくに忽然と姿を現した奥州藤原氏は,三代にわたり平泉の地に都を築きました。京を模して造られた壮麗なその都には,仏教に篤く帰依した初代藤原清衡により造られた中尊寺もありました。そこに居並ぶ堂宇の中でも1124年に完成した金色堂は,藤原氏の財力をまざまざと見せつけるように、当時の文化の粋が集められ,荘厳を極めた作りとなっていていました。堂内に佇立する諸仏もほぼそのころに造られたと思われますが、金の産出により繁栄を誇った平泉には当時の一流の技術者達が集められていて、その最高の技術が遺憾なく発揮されたものと思われます。殊に本尊阿弥陀仏は,定朝様式を正確に伝えていることから,これら仏師の中には,定朝の後継者,長円,院覚らが含まれていたかも知れない、とも考えられています。
金色堂内のこれまた国宝須美弥壇上に,3つのグループに分けて諸仏が祀られています。
中央には本尊阿弥陀如来を中心に両脇を観音,勢至の両菩薩立像が,さらにそれらを護るように持国天と増長天が厳めしくも配されています。それら5軀の背後にさらに6軀の地蔵菩薩が従っています。
それとほぼ同様の構成が右壇,左壇にも配されていて,その数全部で32軀,まさに,荘厳,華麗な金色の浄土が創出されています。
なお,これら諸仏は平成16年に国宝に指定されました。この指定により,地蔵菩薩の指定数は従前の1軀から18軀へと一挙に増加しました。
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