国宝仏編№42
| 山号・寺号 | 紫雲山三宝院剛琳寺 葛井寺(ふじいでら)・藤井寺とも |
| 所在地 | 大阪府藤井寺市藤井寺 |
| 最寄駅・目安時間 | 新幹線新大阪駅から1時間 |
| 経路 | 天王寺・大阪阿倍野橋経由近鉄南大阪線藤井寺駅から徒歩 |
| 国宝仏 | 千手観音坐像 1件1軀 |
| 国宝建造物 | なし |
| その他の国宝 | なし |
| 秘仏・公開 | 毎月18日公開 |
| 仏像名 | 安置場所 | 備考 |
| 千手観音坐像 | 本堂 | 1軀 |
行基が開基し,在原業平の父,阿保親王が再興した寺と伝えられています。
藤井寺市の中心にあっていつも参拝者で賑わう西国33所の5番札所です。
つい,商店街にある紅い西門から入ってしまいますが,礼儀としてここは南大門から入らねばならないでしょう。
写真でお馴染みの像です。脱活乾漆像の漆箔によるこの像の特徴は何と言ってもその手の数の多いことです。まるで光背を負っているかのようです。その手の数は,正確に数えると1039本の脇手と2本の正面の手の合計1041本だそうです。
1039本の脇手の中の1001本の脇手には,それぞれ手のひらに眼がついています。多くの眼で人々の苦しみを探し出し救おう,という菩薩の誓願がこのような形で現されています。人気のほどがうかがえます。
寺の創建からすると像は天平時代に安置されたと考えられますが,その体躯にはその時代特有の豊満な情趣がなく,細やかで写実性に富んでいます。そのようなことから天平末期の造像にかかると考えられています。
なお,公開は毎月18日となっています。
千の手があると言われる千手観音は,一つの手で25界の衆生を救うとされることから,1本の手が25界を隈無く廻るとして40本の手が作られました。それに本来の2本の手を加えた42本の手を持つ千手観音像が一般的な千手観音像の姿です。
しかし,ここ葛井寺の千手観音は、唐招提寺の千手観音とともに本当に手が千本ある珍しい像です。
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