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瀧谷寺

寺号・山号 摩尼宝山瀧谷寺(まにほうさん・たきだんじ)
所在地 福井県坂井郡三国町瀧谷
最寄駅・目安時間 新幹線米原駅・1時間45分
経路 JR福井駅乗換・えちぜん鉄道三国芦原線三国駅下車・徒歩5分
国宝建造物 なし
国宝仏 なし
その他の国宝 1 金銅宝相華文磬
公開情報 宝物殿にて常設展示
お勧め度 ★★

瀧谷寺のこと

 情趣豊かな越前三国町のまん中辺りにある真言宗智山派の古刹。
 近くには北陸越前随一の名所,東尋坊がある。

工芸品1件・金銅宝相華文磬

 平安時代の文磬の特徴をよく示す。
 磬とは,法会の声明の合図に用いられていた楽器のこと。

忠直卿行状記

 三国駅に向かう福井電鉄福井駅の近くに北の庄城址がある。これとは別の場所に福井城址もあり,二つも城があったのか,いずれが本当の福井の城なのかと、考えてしまう。
 実は、北の庄城は前田勝家とお市の方の居城であり,勝家とお市が自刃した後は衰運の一途を辿り消滅してしまうが,家康の時代になると,家康の二男結城秀康が北の庄藩主として送り込まれ,現在の福井城址に築城する。秀康は、北の字を避けるべく福居城,福井城と命名,改名して居城とする。この藩主秀康の嫡男に忠直があり,やがて越前北の庄2代目藩主となる。
 この家康の孫にあたる藩主忠直の暴君振りを描いた作品に菊池寛「忠直卿行状記」がある。
 武術から囲碁まで,何をしても自分が一番強い,我に優る者がいないとして育てられた忠直が,ある時,自分が何時も勝のは,相手が手加減をしているからであり,真剣に自分に向き合っているわけではないことを偶然知ってしまう。その時から忠直卿は,自分の真の力や能力を知りたくて様々な方法を試みる。しかし,試みれば試みるほど,自分の人生においては今後一生,真剣に勝負してくれたり,腹蔵なく語り合ったりする友人も,愛し合ったりする女性も得られないことを知ることになり、絶望感が忠直卿を襲う。
 
 なお,忠直卿は無論実在の人物であり、その暴虐振りは,様々な書物で伝えられているが,この作品の忠直卿は,誇張が多く作者の脚色が過ぎる,とも言われている。いずれにしても「裸の王様」たる藩主の立場がうまく描かれている。菊池寛の最高傑作と思われる。
 この忠直卿行状記は,菊池寛「恩讐の彼方に・忠直卿行状記」(岩波文庫)に収録されているが、そこには,他に「俊寛」や「首くくり上人」といった短編も収録されていて一気に読める。わずか400円足らずでペーソス溢れる菊池ワールドに引きずり込まれる。

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