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毛利博物館

名称 毛利博物館
所在地 山口県防府市多々良
起点駅・目安時間 新幹線徳山駅・1時間
経路 山陽本線防府駅下車・阿弥陀寺行バス 
国宝建造物 なし
国宝仏 なし
その他の国宝 4 四季山水図他 
公開情報 国宝は11月の特別展で展示
お薦め度 ★★

  

毛利博物館のこと

 毛利氏の繁栄を偲ばせる古美術品が勢揃いする。阿弥陀寺行きのバスに乗ると10分ほどでバス停「毛利邸入口」に到着。広い敷地内を5分ほど歩いて毛利庭園に至る。入園券は,博物館と庭園の2本立て。広大な庭園を散策した後,博物館に入る。博物館は,毛利庭園の一部となっている毛利邸の中,奥まったところにある。

絵画1件・四季山水図

 国宝4点を収蔵する毛利博物館.。その代表格は何と言っても,雪舟筆「四季山水図」であろう。「山水長巻」と通称されるこの山水図は画巻形式の長大なもの。
 漁村や里山,町屋など日本のそこかしこにある四季の風景が墨の濃淡だけで描き分けられている。画風は中国風であることから,題材も中国に求めた,と考えがちであるが,そうではない。見慣れた日本の風景が次から次へと展開する。長巻と呼ばれるだけあって15メートルにもおよぶ画巻きとなっている。
 巻末の署名から雪舟67歳の作品であることが分かる。

雪舟のこと

 雪舟は,現在の岡山県総社市に生まれるが,10歳の頃,京都相国寺に預けられる。35歳の頃,周防国に移り,大内氏の庇護を受け現在の山口市に画室「雲谷庵」を開く。
 その後,明に渡り,画才を磨き帰国。しかし,居を定めることはなく諸国を放浪し,各地に足跡を残すが,その際の旅の経路や自身の出自、没年など,不明な点が多く今後の研究が待たれる人物ではある。
 また,雪舟の作品は,この四季山水図をはじめ計6点が国宝に指定されるが,その真贋を巡り争いのある作品が多い。

雪舟とネズミ

 雪舟には面白いエピソードが残されている。
 相国寺に預けられていた頃,絵ばかり描いていて経を読まない雪舟に業を煮やした和尚が柱に縛り付ける。その時,流れ出る涙で描いたネズミがあまりに上手だったので,和尚が感心して,許す。あるいは,そのネズミが動き出し,縄をカジって雪舟を助ける,という類のもの。
 幼い頃から画才を発揮していたことから,このような話となって伝えられている。

雪舟

 小林秀雄の随想に「雪舟」がある。毛利博物館の大広間で五十余尺の長巻の前を行ったり来たりしながら,心ゆくまで鑑賞した小林は,主にこの四季山水図と「慧可断臂図」について触れながら,水墨画にまつわる様々な話しを展開する。小林秀雄・「モオツァルト・無常という事」(新潮文庫)に収録
 なお,慧可断臂図は,愛知県斎年寺所蔵。国宝。

書跡・典籍2件

古今和歌集巻第八(高野切本)

 古今集は,序及び巻1〜巻20よりなる。その内,この博物館に残されているのは巻第八の書写本。

史記一巻

 史記の注釈書「史記集解(しっかい)」の古写本。
 文章道(もんじょうどう)を家学とした大江家の大江家国が書写した。

菊造腰刀

大和国の当麻作と伝えられる40センチほどの刀。但し、無銘。

         
        池の奥にあるのが毛利邸。博物館はその中にある。

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