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国宝工芸品

国宝工芸品

 工芸品では,2010年1月現在252件の国宝指定がなされています。
 この工芸品は,さらに梵鐘を中心とする金工,また経箱等,箱物を中心とする漆工,さらに陶磁,染織,甲冑,刀剣,その他の雑に細分されています。
 これら工芸品は,絵画,書籍・典籍類とは異なり,その多くが展示に親しむため結構、常設展示されていますが,中には染織の様に展示に不向きなため,なかなか観ることができないものもあります。日頃から公開情報のチェックが必要となります。
 ここでは,梵鐘と陶磁を中心にその所在等を紹介します。

工芸品(梵鐘)

梵鐘は全部で14口あります。

梵鐘 名称(通称) 都道府県 備考
梵鐘 建長寺 円覚寺 神奈川県        
常宮神社*1 剱神社 福井県
佐川美術館 滋賀県
神護寺 妙心寺 京都府
平等院
東大寺 興福寺 奈良県
栄山寺 当麻寺
西光寺 観世音寺 福岡県

*1 朝鮮鐘

工芸品(陶磁)

 広い意味で陶器、焼き物として一括りにすることが可能な国宝は以下の14点です。このうち,日本で焼かれたものは意外に少なくほとんどが中国からの渡来品です。。
 なお,アルカンシェール美術材財団所蔵の壺「青磁下蕪花生」は,現在,東京国立博物館に寄託されています。
 また、慶應義塾大学の秋草文壺は、様々な展覧会に貸し出され時々目にすることがあります。
 大徳寺塔頭の二つの茶碗は、ほとんど個人蔵に近く、展示されることはないと思われます。残りは、それぞれの美術館等で常設あるいは年に一度くらいの特別展等において展示されています。

陶器類 名称(通称) 都道府県 市町村名
志野茶碗 三井記念美術館 東京都 中野区
秋草文壺 慶応義塾大学 港区
青磁下蕪花生 アルカンシェール美術材財団 品川区
曜変天目茶碗 静嘉堂文庫美術館 世田谷区
色絵藤花文茶壺 MOA美術館 静岡県 熱海市
楽焼白片身変茶碗 サンリツ服部美術館 長野県 諏訪市
色絵雉香炉 石川県立美術館 石川県 金沢市
井戸茶碗 大徳寺・狐蓬庵 京都府 京都市
曜変天目茶碗 大徳寺・竜光院
天目茶碗 相国寺・承天閣美術館
飛青磁花生 大阪市立東洋陶磁美術館 大阪府 大阪市
油滴天目茶碗
曜変天目茶碗 藤田美術館
青磁鳳凰耳花生 和泉市久保惣記念美術館 和泉市

残りの工芸品

 すでに述べたように,工芸品としては252件の指定がなされていますが、その中から,梵鐘14口,陶磁14件,を除くと224件が残ります。
 この224件の「残りの工芸品」のうちの多くは,太刀や,鎧等の刀剣武具類,経箱や硯箱等の箱物,その他いわゆる法具,仏具として総称できるもの等で占められます。 

刀剣類の問題点

 国宝工芸品全252件のうち100件近くが,大太刀,太刀,刀,短刀の刀剣類で占められています。異様なほど国宝に占める刀剣類の数が多いことから,国宝全体から観たバランスが問題とされています。
 この点については、「当時の国宝指定作業担当者の個人的な見解が色濃く反映されたもの」,とその原因はハッキリしていますが,やはり,法隆寺の百済観音や東大寺大仏殿に匹敵するもの,とまではいかないまでも,それに近いものを指定する必要があると思われます。また、殺傷道具であることも気になります。

 ここでは,文化や芸術,美術に対する客観的な評価やジャンルを超えた評価の難しさが,はしなくも露呈された感がありますが,国宝の水準を一定に保つためには,指定の取消を含めた再検討が必要であり,文化庁の英断が期待されます。

 既に紹介した梵鐘,陶器類を除いた残りの工芸品の中から著名なものをあげてみます。

工芸品 名称(通称) 都道府県 市町村名
螺鈿八角須弥檀 中尊寺 岩手県 平泉町
海獣葡萄鏡 香取神宮 千葉県 佐原市
密教法具 東寺 京都府 京都市
銅製八角燈籠 東大寺 奈良県 奈良市
刺繍釈迦如来説法図 奈良国立博物館
舎利容器 唐招提寺
金銅燈籠 興福寺
綴織当麻曼荼羅図 当麻寺

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