国宝仏編№31
| 名称 | 奈良国立博物館 |
| 所在地 | 奈良市登大路町 |
| 最寄駅・目安時間 | 新幹線京都駅から1時間 |
| 経路 | 近鉄京都線で近鉄奈良駅下車徒歩10分もしくはJR奈良線みやこ路快速で奈良駅下車・バス10分 |
| 国宝建造物 | なし |
| 国宝仏 | 薬師如来坐像 1件1軀 |
| その他の国宝 | 11 絵画・書跡・工芸品 (その他の国宝編№43) |
| 秘仏・公開 | 平常展 |

| 仏像名 | 安置場所 | 備考 |
| 薬師如来坐像 | 本館第7室 | 1軀 |
東京・京都国立博物館とともに日本を代表する国立博物館です。館は本館と新館に別れていて二つは地下通路で結ばれています。地下通路と言っても自然の採光も取り入れられ喫茶室や,売店もあり地下であることを感じさせません。
ところで,奈良博物館が所有する収蔵品の中で国宝指定をうけている仏像は,薬師如来坐像1軀だけですが,博物館には興福寺、東大寺等から多数の国宝仏が寄託されていて,それらが常時,あるいは順次展示されています。中でも元興寺の薬師如来立像,岡寺の義淵僧正坐像,東大寺の誕生釈迦仏立像などは必見です。
榧の一木から彫りだした像高約50センチの小像ですが,両手先は別材で矧ぎ足してあります。とても小さいことから他の仏像の様な威圧感は全くありません。仏心に乏しい者も素直に手を合わせたくなる仏様です。ただ両手の指先はほとんど欠損していて痛々しい感じです。
群青色の螺髪と蓮華座から膝を大きく張り出した姿が特徴的です。
もともと京都東山若王子社の本地仏であったのですが,神仏分離の際に民間に流失し,その後国有となった,と伝えられています。
なお,本地仏とは,本地垂迹説により造られた仏の総称であり,本地垂迹説とは仏が神の姿に仮にかえて現れたもの,とする考えです。
効率的に国宝仏の鑑賞数を増やしたいなら,奈良ゾーンでは,興福寺国宝館,東大寺法華堂,法隆寺とこの博物館は,はずせません。
おまけに興福寺、東大寺とこの博物館はすこぶる近接していてトライアングルの位置関係にあるので,一日かけて回れば相当数の国宝仏を鑑賞できます。忙しい身にはとても有難いエリアです。
また,国宝彫刻の他にも,地獄草紙,山水図等の国宝絵画や蓮唐草蒔絵経箱等の国宝工芸品も多数収蔵していて,それらが常設あるいは順次展示されているので,沢山の国宝が鑑賞できます。
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